しらんがな

なんでもない人。読んだ後は心で叫びまひょう。「あんたのことなんか知らんがな!」

僕とうんち

僕は、自分が一番美しいと思うてた。

僕は白くピカピカで

おじさん達の手で機械さんの愛情で

愛され生まれてきたんだから。

 

したら君に出会った

臭い匂いの中で綺麗な僕の肌に

君は自ら全てを

格好つけず

ただ己れのあるがままの姿を

あるがままの命で

僕を全力で殴りつけた

 

驚いた

あまりの臭さに

あまりの汚さに

でも何よりも驚いたのは

君の生みの親が

あまりにも早い速度で

君を命を流した

僕の中で

一瞬たりとも君を見なかった

 

だけど僕だけが、知った

君の温かさに

生まれ外に出た瞬間

生みの親に愛されぬことを悟るかのよう

堂々と生きる数秒に

汚いのか?君は

確かに茶色いが

茶色だけじゃないぞ

 

僕は知った

僕は美しいでなくただ綺麗だったこと

君が堂々と生きる姿

全てを受け入れる姿

親と共にいれるたった数秒に

生きるものはこんなにも

美しくいれるのかと

君は汚いと言われ嫌われる

だけど僕は教わった

何も言わない貴女から

美しいを