しらんがな

なんでもない人。読んだ後は心で叫びまひょう。「あんたのことなんか知らんがな!」

あたしのよく

貴方が悪いとか

そんなんじゃありません

 

約束守れず、ごめんなさい

ただいつか来る気がするのです。

そうやって命を結び終える刻が

 

準備は始めています

あのこは、居ません。

じぶんで命を終わらせました。

じさつと世間は呼ぶそうです

最初、命を粗末にあのこはしたんだ

そう思ったこともありました。

 

だけど、あのこ理由を残しませんでした

受け止め方すら

私には分からなかったんでしょう。

ちがうか

受け止めたくなかったんだと思うのです

 

世間さまは、どう想われるでしょうか

あのこの痛みに、触れられる理解は

もういきておりません。

 

最近、思うようになったのです

あのこは命を粗末に扱った訳ではないと

それが、あのこの選択だったのよと

受け止める時間が

幾年か刻を重ねたのだと

 

 

受け入れる  が出来ないなら

受け止める  そんな選択が

そんな考え方がこの国にはあると

少女に教えてもらいました。

 

じさつなんて

言い始めた方にお会いできるなら

聞きたいな

わかりやすくする為に

生み出した言葉ですかと。

 

もしそうなら言いたいな

じさつ

違うことばにしてくんない?と  

結構、ぶっ刺さりすぎて

その言葉、傷つけるわ

誰かを傷つけて

苦しめるから

流れ出て止まらんから

 

せめて言葉だけでも

違う発音のことばに変えてやと

いってみたい。

 

 

曖昧な

曖昧な色彩は、美しい

 

混ざることで生まれた模様

 

和をもって尊をなす

 

なんちゅう価値観を持っていたら

 

そげな発想に至るんだろう。

 

曖昧な色彩は、美しい

混ざることで生まれる優しさがあるから

どんどんどん、こいしょら

どんどん出来ないことが、増えてく

わかる

このかんじ

 

やだな、やだな。

友達よ。もう会話が難しい人もいる

逢ったらどんな風に振る舞えばいい?

逢ったら何かが攻めるでしょう

疑って疑って

 

 

いや、もう疑ってない

なんて伝えたくても通用しないよね。

最初から疑ってなかった

だけど

疑う言葉を形にしてしまった。

ある人を優先させてしまった

貴方を傷つけた

 

 

ごめん

優しくしてくれたのに

ごめんね。

本当に

 

嬉しかったのに

あなたが優しくしてくれたこと

こんなこと言っても

届いてくれないでしょう

 

だけど、だけど

幸せな日常に貴方が居て欲しい。

神さま

お願いしますね

千姫様お願いします

 

 

どうか、もうこれ以上の悲しい

日常を彼女の日々に振り落とさないで

やさしい人だと

知っているでしょう

 

単なる偶然

たまたまあの時あそこに居ただけ

いい話なら 奇跡 と人は言うんでしょう

だけど、あまりにも悲しいから

どう繋げても残酷さは消えないから

人々は、何も話さない

隠そうと隠そうとしてしまう。

 

 

悲しいものは、ぶっ壊れても悲しいよ

せめてあの人の痛みを流してください。

 

頷き

平成という名前をわたしは知ってる。

100年前の人々は、知らないのね

 

戦争という意味をばあちゃんは知ってる

わたしは、知らないのね。  

 

息をしづらい意味を貴方は知ってる

ばあちゃんも貴方の話に頷く

わたしは、どこまでもわからない

貴方の痛みはたぶん理解できない

貴方の痛みを簡単に理解できる

はずがない。

 

貴方の経験は、貴方だけ。

思ったのよ、

じゃあなぜばあちゃんは

頷いたんだろう。

 

ばあちゃんね、言わなかったさいごまで

たぶん、ばあちゃんは

理解を示す為に頷いたんじゃない

寄り添うことはできると

ずっと信じている人

だったから。