しらんがな

なんでもない人。読んだ後は心で叫びまひょう。「あんたのことなんか知らんがな!」

抜け殻

蝉の抜け殻がらが

壁にあって

 

ふと見たら

まるで命が抜けたあとのように感じました。

 

抜け殻に命を感じない私がいました

抜け殻を、ゴミのように

扱えてしまう自分がいるような

そんな気がして

 

死んだ蝉を、ゴミのように

ちりとりにいれた

幼少期を思い出しました

 

人間の私は、命の有る無しで

何かを本能的に選別してる生き物なのかもしれないと

 

 

自分を疑った昨日の最期に

私は、さようならが言えませんでした

昨日を私は愛せませんでした