しらんがな

なんでもない人。読んだ後は心で叫びまひょう。「あんたのことなんか知らんがな!」

静かに

静かな場所で雨音を聴く

ひとりで聴く

静かにしていると

雨音は響き優しい

雨は天から降ってきた。

 

雨は、傘に音を与える

雨は降ると気持ちがふらつく

だけど雨の匂いが好きで

雨が降る前は

雨の匂い

 

傘に跳ねる雨たちはかわいい

そう思えば

葉に滴る雨は美しい

誰のために雨が降ったんだろう

 

自然のためか

貴方のためか?

未来を生きる人のため

生まれ来る人のため

過去を生きし人のため?

 

雨は潤っている

雨の匂いが、落ちつかせる

濡れるのも神経が元気なくすのも

嫌だけれど

 

雨は流れる

流して行く静かに静かに

降り注ぎ

時に降りすぎる

 

長靴、雨合羽、傘をもち

雨を楽しんだ時

虹を見た時

嬉しかったな

 

今回の雨は、誰の元に

虹を運ぶだろう

虹を繋ぐだろう

虹を見れば少しだけ

嬉しくなる気もまだする。

静かに雨は、虹を連れて来る

誰かのために