2018-05-21 ■ 心と言葉が乖離した頃 見た景色を、忘れられない 幼き頃一人で見た景色を 今も強く覚えている 着ていた服や 親に必死で隠すための嘘ですら 強く覚えているようで いつか消えるものだと思い生き あれっ、中々消えないぞと思い 今日を生きている 前、90代ほどのお爺ちゃんが 教えてくれた 命が尽きる時まで 恐らく 消えぬ記憶があることを 幾日たてど夢にでてくると 抱え生きるのだと 抱え生きているのだと 涙を流し声にした 枝垂れ桜が、また咲けばいいなと 静かにとうてみる。 せぇの「あんたのことなんかしらんがな」